コリアンタウン散歩写真

ここは大阪の通称「コリアンタウン」と呼ばれる街です。

JR鶴橋駅、またはJR桃谷駅よりいずれも徒歩15分程で
正式名称「御幸通商店街」のコリアンタウンに到着します。

この付近に住む在日韓国朝鮮人は、8万人以上にも及ぶと
言われ、生野区においては人口の1/4の比率ともなります。
つまり、このあたりは日本と韓国文化が極めて高い濃度で
融合した、大阪の中でも非常に特殊な街になります。

地図にもあまり詳しい事は載っていません、ましてや
コリアンタウンなどとは何処にも書かれてもいません。
ネット地図や一般的な地図では御幸通商店街すら探すのに
苦労すると思います。 

で、このあたりを「ディープ大阪」と呼ぶと、なんだか
観光気分になってしまいますが、この街を訪れようと
する方は、必ず日本と韓国または朝鮮と間の歴史を、
よ~く勉強し、理解してから訪れる事を強くオススメします。

「キョッポ」と称する在日韓国朝鮮人の生活スタイルは、
日本文化の洗礼を受けながらも順応性の高い民族性で
新しい文化をこの地から次々に生み出しています。
わかりやすい例として、近年キョッポの間で流行して
いるのは、カレーのトッピングにキムチです、これは
実際にやってみたらわかりますが、極めて相性がよく、
日本人でもやみつきになる要素は十分にあります。
(なお、鶴橋にはキムチサンドイッチをモーニングに
出す喫茶店もあります、こちらは日本人の経営です)

ちなみにキムチは現在日本において漬物の売り上げでは
1位、2位を争う状態にあるという事で、もはや韓国の
独自のものではなく、日本の食生活にも深く入り込んで
いるというものなのでしょう・・

さらにちなみに「キョッポ」と言うと差別用語のように
感じる人もいるかもしれませんが、これはごく普通に
在日韓国朝鮮人の方を指して使われる言葉であって、
「在日僑胞」(チェイルキョッポ)からの略であり、
差別用語でもなんでもありません。
世の中にはすぐに何でも差別と考え目くじらを立てる人が
いますが、本当にその文化を理解しての意見でしょうか?
なんだか非常に疑問に思います、自分が知らない事や
知らない世界については、単に感覚的・感情的な要素から
だけでは語ってはならないと思います。

近年は韓流ブームもあった事から、韓国文化に対して
未だに日本の年配の方が持つ抵抗感というものは極めて
薄くなってきました、私も韓国文化にはかなり好意的な
部類に属するのでしょうが、世の中には依然、自分と
異なるモノ、異なる文化について受け入れられないという
風潮も残っている事が残念です。 異なるモノを理解する
為にはそこに飛び込んでいかないと基本的には無理です。

そして長いものには巻かれろ、とばかり、日本人は異文化
や異なる考え方に対する理解しようとする資質に欠けた
人種だと思います。歴史上、ずっと単一民族であった事の
弊害と思われ、人と違う事をやると変だと思われてしまう
という極めておかしな文化が依然存在しています。 

写真の世界でも同じ・・もう、いいかげんに綺麗なだけの
風景や花の写真は、やめてみたらどうでしょう?どこを見ても
同じ写真ばかりで個性や表現のかけらも無く、正直面白くも
なんともありません、異文化に自ら飛び込まない限りは、
いつまでたっても同じ事の繰り返しで殻を破れません。 

そして、ここコリアンタウンでの写真撮影は要注意です、
この場所に住む人たちがどんな人たちなのか、どんな
環境で生活しているのか? 写真を撮られたら困る状況が
ありうるのだろうか・・?そのあたりを少しでも理解しようと
しない限りは、観光気分などでは決してこの場所では写真を
撮って欲しくは無いと思います。
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マニアック度=☆☆☆
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by ushinosanpo | 2009-07-23 23:22 | 大阪府 | Trackback | Comments(11)  

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Commented by まう at 2009-07-24 00:23 x
こんばんは

同じ景色を見てきましたが。。。
いつの間に?って感じです。
今回、牛さんの撮影スタイルを見せていただいて、これから牛さんのブログを見せていただく意識が随分変わるとおもいます。
てか、他の方の写真も観る目が多少変わるかも。。

ご一緒させていただいて、あたしが全く写真をしないってのはお解かりだと思いますが。。。
観る側、って立場でも、大きく意識は変わったかと思います。
正直、衝撃でした。。。。

またほんとにご一緒させていただけたらうれしいです。
刺激をいただきました。

Commented by kawaken at 2009-07-24 10:50 x
おはようございます。

この画像、ほとんど撮影してたのは知ってました。
その時はどんな意図があって撮影してるのか
大変気にはなってました。

この様に出来上がりを見て「あっ、なるほどな」と
思いましたね。

特に一枚目は、どうしてこんな場所でと思いましたが
日本語と韓国語の対比させていることで
その場所の雰囲気がとても出ていますね。

ほんと今回は大変勉強になることばかりです~
Commented by ushinosanpo at 2009-07-25 12:31
まう さん、いらっしゃいませ。
やっと2千数百枚のレタッチが終ったところで
今、CD焼いています。 しかしまた明日も
撮影だし、来週はギターのリサイタルもある
ので、気を抜けない日々が続いています。

街中のスナップ撮影ですが、だいたいあれくらい
のテンポで撮るといいと思います。
そして、コリアンタウンや今里新地は、特に
注意して撮る必要があるので、普段より慎重
にカメラを扱うことが必須でした・・
Commented by ushinosanpo at 2009-07-25 12:36
kawaken さん、いらっしゃいませ。
完全にハングルだけで全編行こうとも思って
ましたが、日韓混じりの方が面白いかな、
って後から思って編集しました。

たとえばハングルだけで行くならば、1枚目の
日本語部分をトリミングしてしまう方法も
あります。
トリミングって、写真を単に綺麗な映像だと
思っている人だと、何に使うかわからない
だろうし、トリミングしてはいけないなど古臭い
事を言う人もいますが、写真を表現として
考えれば、トリミングは必須の技術です。
以前、毎日新聞の前々写真部長に師事した際
報道写真におけるトリミング技術をかなり
叩き込まれました、しかし前写真部長は、
トリミングよりもシャッターチャンス派なん
ですねえ・・ たまに飲みながら写真論を
戦わせています(笑)
Commented by yuyus at 2009-07-27 10:25 x
桃谷にも住んでいたことがあって、父からコリアンタウンのことを
色々教わりながら、鶴橋の駅に行くのに通過していました。
この頃は、だいぶん行きやすくなってきましたが、
何度も通って雰囲気に溶け込むのがいいかもね(^_-)-☆
色々、お店の前を通っていたのですが、
実は、キムチが苦手なんですけど、
焼肉の匂いがする町の雰囲気が好きなんですよ。
Commented by ushinosanpo at 2009-07-30 00:49
yuyus さん、いらっしゃいませ。
桃谷に住まれていて、りコリアンタウンの
事を聞いていた、ということは、当然日韓の歴史
や、あるいは文化の差についても色々と聞かれ
たのだろうと思います。良いお父さんですね。
この記事を書いた背景にも異文化への単純な
批判への反論、や、歴史や文化をまったく
学ぶ事ない意見等・・に対する反論を込めています。

大人だったら、どんな事でも「知らないから」では
済まされないですよね。
文化がわからない、土地がわからない、
カメラがわからない・・

「それだったら調べろよ、勉強しろよ!」
そう強く言いたいです。

でもまあ、それをした上での好き嫌いはもう
個人の好みなのでしかたない。
たとえキムチがお嫌いでも・・(笑)

しかし、それをまったくせず、手抜きのままで
「そういうのは個人の好み(勝手)だから」
とか言われたら、どうしょうも無いですよね。

yuyus さんは、色々な文化やその土地の
歴史や背景をご存知の様子なので、
マイナースポットでもコメントが極めて
的確なように感じます。
Commented by midorizaka at 2009-08-01 17:29
1枚目がタスポというのが象徴的です。
2ヶ国語併記だし。

タスポは人を外見から
「年齢」というキーワードで識別するというもの。
でも、このカードで正確に識別することは不可能で、
見た目だけで人を「こう」だと決め付けることの無意味さを
露呈した出来事でしたね。

今回は、国籍で人を差別することの愚かさを
この1枚から感じました。
ushiさん、さすがです。
前回の妹背山でも1枚目で感動しましたが、今回も脱帽です。

後半は、韓国の「食」についてかな。
イ・ヨンエさんが登場すると、
韓国の食が、
昔から健康と深い結びつきがあったかを思い起こさせてくれます。
知恵と実践から導かれた、質実味ともに優秀な韓国のお料理。
韓流スターが日本語のクレジットでお料理をすすめてくれると、
オバサンとしては、もうメロメロです^^

最後のスチール缶も、商品名がハングルなのに、
「アルミ」って日本語で書いてあって、笑えます。
Commented by ushinosanpo at 2009-08-02 20:52
midorizakaさん、いらっしゃいませ。
こちらの場所に行ったのは、いつもコメント
いただいている、まうさん、kawakenさん等
とのオフ会でした。 皆さん大阪人で大阪通
ですので、「それじゃあ、ちょっとディープな
ところをご案内・・」という事でコリアンタウンを
選びました。 

ここでは最初から「韓国文化と日本文化の融合」
をテーマに写真を撮っていました。
撮影を始めてすぐに、1枚目を民家の壁に
はりついて(・・そこからしか撮れないのです・笑)
撮っていたら、皆が怪訝そうな顔をして・・
「牛の散歩は何を撮っているのだろう?」と
思われてしまいました(笑)

メインテーマは「文化の融合」でしたが、
サブテーマとして「差別意識の廃絶」と
「食文化」・・そして表面化はあえてさせて
ませんが「不法在留問題」と「撮ってはならない
被写体」の問題を上げています。

節操も無く、どこでもどんな状況でも写真を
撮ろうとするアマチュアカメラマンが多い中、
「何故写真を撮るのか?」あるいは
「何故写真を撮ってはならないのか」という
点について考えていただきたく、記事を
書きました。
Commented by ushinosanpo at 2009-08-02 20:52
そうそう、ラストのスチール缶の飲み物、
つい半年くらい前には自動販売機で売って
ましたが残念ながら今は見当たらず。
お店で買って美味しくいただきました。
え~と、「シナモン味、ニッキ水」みたいな
飲み物でかなりイケてます・・
Commented by midorizaka at 2009-08-03 15:42
これまでは、私にはメインテーマともいえるメロディーしか聞こえてこなかったような気がします。
でも妹背山のときからは、私が組写真に慣れてきたのか、uhsiさんがギアチェンジしたのか不明ですが、重低音の伴奏も聞こえてくるような気がしました。それは、その地に由来する古典であったり、撮影者の思想性だったりするみたいです。
伴奏が加わったことで、相乗効果で表現も深みを持ち味わいも増しました。技術力の上に表現力を積み重ねるというのは、楽器の演奏も同様に思えます。リサイタル??次は、こっそり拝聴するかもしれません(笑)
Commented by ushinosanpo at 2009-08-03 20:02
midorizakaさん、いらっしゃいませ。
たとえば大阪市内の色々な場所に行ったと
しても、多分、全部基本的には同じような
景色だと思うんですよ。 
でも、その中から微妙な差を掴んで行きたいし
そう考えると、その土地の文化とか歴史とか
あるいはその時の自分自身の状況とか・・

そういった事の相乗効果から、「その時に
しか撮れない写真」が出てくるのだと思います

ライブでもやっぱ、その時にしか無い時間が
流れているのだと思います、先日は、
小さいカフェでしたが、終わりごろはお客さんの
席まで行って、一緒に座ってギター弾いて、
お客さんが歌ってましたよ、楽しかったです。

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