<   2009年 08月 ( 17 )   > この月の画像一覧

 

浜寺公園(はまでらこうえん)散歩写真

このブログでは基本的に同じ場所で撮った写真は
できるだけ載せないようにしていますが、今回は
友人達との撮影会で、ややメジャーな場所めぐり。
(普段行っているような場所では、撮影会と言っても
おそらく何も撮れない人も出てきそうなので・・汗)

で、以前も組写真をUPした大阪・堺市の浜寺公園に
足を運んでみる事にします。

最寄り駅は阪堺線(路面電車)の終点、浜寺駅前。
阪堺線自体、レトロで情緒がある大阪では唯一の
路面電車なため、撮影会でこの路線を選ぶと、
なかなか好評です。

さて、前回の浜寺公園の記事では比較的クールで静かな
イメージで組写真をまとめたのですが、今回は、逆に
「いかにも公園」という風に撮ってみます。

同じ場所でもテーマの考え方1つで、ずいぶんと
違う雰囲気に見えてくるのが写真の面白い所です、
逆に言えば、写真は見たままの風景を綺麗に撮る
だけのものではなく、自分がその場所をどう捉えた
かで、まったく撮るものやテーマや印象が変わって
くるものなのでしょう・・
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マニアック度=☆  
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by ushinosanpo | 2009-08-31 20:40 | 大阪府 | Trackback | Comments(5)  

宇治(うじ)散歩写真

京都府宇治市にて。

京阪電車の宇治線の終点宇治駅を降りると、そこは南京都
の観光地である宇治です。

宇治と言うと連想するのは、宇治茶、宇治平等院、そして
源氏物語(宇治十帖)でしょうか・・?
夏のイベント系で言えば宇治川の鵜飼や宇治川花火・・

しかしながら、いつものようにそういう観光名所や観光
イベントは無視します(笑)

ただ、この土地からは、観光名所自身は別にして、
名産の宇治茶や源氏物語のイメージは完全に拭い去る事は
大変に難しいです・・ 
今回は自分で許せる範囲ギリギリの観光写真となります。
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マニアック度=☆  
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by ushinosanpo | 2009-08-28 20:59 | 京都府 | Trackback | Comments(12)  

住吉東(すみよしひがし)散歩写真

大阪市住吉区、南海高野線住吉東駅界隈にて。

このあたりは、かなりマイナーかつマニアックな穴場
スポットかもしれません。
西には住吉大社、東には長居公園、北に帝塚山、
南に我孫子(あびこ)というロケーションは、いずれも
大阪通のマニアであれば必ず訪れた事がある場所
ではあるものの、その中間地点の住吉東は、
ぽっかりと、まるで異空間のような、踏み入れた事の
無い土地になってしまっているように思います。 

驚いたのは古い街並みがかなり残っている事、
「え? そんな事、まったく聞いた事なかったよ・・」
とばかり、世間一般に情報として流れる事も無い
土地なのかもしれません。
まさに知られざる名所・・・ 本音を言えば紹介したく
なかったのですけどね・・(笑)
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マニアック度=☆☆☆  
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by ushinosanpo | 2009-08-26 20:51 | 大阪府 | Trackback | Comments(14)  

錦(にしき)散歩写真~ペーロン編

滋賀県、京阪石山坂本線の錦駅で降りて琵琶湖畔に向かい
歩きます。 住宅街を10分ほどで抜けると、そこは穏やかで
広大な琵琶湖を前にした「サンセットビーチ」が広がります。

普段なら家族連れや若い人達のマリンレジャーで賑わう
だろう、この地では、今日は非常に多数の参加者が集る
「ペーロン競漕」が行われていました。

ペーロンは中国から伝わったと言われるボート競技、
もともとは、紀元前の中国、若く優れた武官が無実の罪を
着せられ入水したのを、漁民達が1漕のボートに何十人も
乗って探したのが始まりだそうな・・

現在は、長崎や沖縄、相生、そしてここ琵琶湖でも夏の
定番スポーツとなっています。

龍の頭と尾が着いた舟に乗り、10~20人で400mの直線を
ひたすら漕ぐだけのシンプルな競技ですが、漕ぎ手の息が合うと
大きな舟はかなりの速度で進み、大迫力です。
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マニアック度=☆☆  
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by ushinosanpo | 2009-08-25 21:30 | 滋賀県 | Trackback | Comments(6)  

駒ヶ谷(こまがたに)散歩写真

駒ヶ谷駅と言っただけで、何処の場所かわかる、という
方は、地元の方か、あるいはよほどの鉄道マニアか・・

語感の上では中央アルプスの山を連想してしまうような
地名なのですが、ここは大阪府、近鉄南大阪線の駅名と
なります。

いちおう大阪府ということがわかっても、山沿いの土地
ですので、ここを訪れる前に想像する景色は、山の高原の
すがすがしい空気・・というイメージが頭の中にいっぱい、
という事になるのが普通ではないかと思います。

しかし、そんなイメージを抱いて行ったとしても、現実の
光景はイメージしていたものとは違います、まあそれでも
ブドウ畑や水田など、のどかな山麓の土地なのですが、
あえてここは・・ 最近ちょっとはまりかけている
逆イメージ表現です、あえて無機質なモチーフにスポット
をあてて、のどかな土地の雰囲気の中に異質なイメージを
持たせてみました・・
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マニアック度=☆☆☆  
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by ushinosanpo | 2009-08-24 23:30 | 大阪府 | Trackback | Comments(8)  

南・葛城古道(かつらぎこどう)散歩写真

熊野古道が世界遺産に登録されたこともあり、
関西ではちょっとした古道ブームになっています。

けど、古道は本来観光地ではなく、ハイヒールで
歩くような場所では無い事は確かです。

葛城古道は、奈良県御所(ごせ)市にあり、
金剛山の麓、奈良盆地の西端の山沿いの道です。

近鉄/JR御所駅より、バスで、というのが本来の
アクセスなのですが、その方法で歩けるのは葛城古道
の主に北側のルートになります。 そこは以前歩いた
事があるので、今回はちょっと無理をして葛城古道の
南側のルートを歩いてみることにしました。

葛城古道に関しては色々な歴史的いわれがあります、
それを知っているのと知らないのは、散歩(いやむしろ
旅行と行っても良いですが)の奥行きや魅力、土地の
雰囲気の感じ方が全然異なってきます。 

ここで葛城氏や役行者や高天原の事、あるいは
古道そのものの事などは細かくは書きませんが、
せっかく行った土地を10倍楽しむのでしたら、
どこへ行くのにも、事前の予習をオススメします。

ちなみに、ここ葛城古道で最も新鮮な発見だったのは
「湧き水」が大変美味しかった事です。私は幸いにして
水に対する味覚が多少あるのですが、そこに行く
までにペットボトルを持っていた外国産の高価なミネラル
(ナチュラル)ウォーターを遥かに上回る、非常に上質な
「湧き水」でした。 

葛城の湧き水の成分は、おそらくですが、Caが低く、
そのため「喉に感じる重さ」が少なく、Mgも低く、
つまり「苦味」も少なく、結果的に硬度も低い軟水の
わりに、他の成分(おそらくはK)が高く、硬水並みの
一種の「コク」や「飲み応え」がありました。

さて、今後また、この湧き水を飲む目的だけでも、
ここを訪れる価値があるとも思っています・・(笑)
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マニアック度=☆☆  
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by ushinosanpo | 2009-08-21 21:37 | 奈良県 | Trackback | Comments(6)  

岩屋(いわや)散歩写真

兵庫県神戸市灘の阪神電鉄岩屋駅(いわや)にて。

この街に降り立つ理由の殆どは、1つは兵庫県立美術館、
通称「県美」か、あるいは、神戸市の東部副都心として
開発中の「HAT神戸」を訪れる為ではないでしょうか・・

「県美」は、「芸術の館」とも呼ばれていますが、
著名な建築家、安藤忠雄氏の設計によるものである事、
また展示場への入場をしなくても、そのユニークな構造の
建物の一部を見て歩くことが出来るので、アート系と
思われる若い人たちが良く訪れています。
(アート系の人たちは服装や持ち物、カメラなどが
若干個性的なので、すぐわかります)

ただ、階段を上がってもそのまま行き止まりになったり(汗)
今自分が何階にいるのかわからなくなる構造など、
あまり実用的な建物では無いかも知れません。
何度もここを訪れた事がありますが、写真撮影も決まった
ポジションにばかりなってしまうので、少し飽きてきたところ。 

それと、アート系の人達も、カメラは個性的であっても、
どうも撮っているところを見ると、お決まりの螺旋階段を
上から撮るアングルばかり・・それではアートにならんだろう?
と思ってしまうのですが・・(笑)

今回はその「県美」にこだわらず、少し岩屋駅の周辺を歩いて
みることにします、目的地への往復だけでは、いままで気が
付かなかったその土地の雰囲気が見えて来るかも知れません・・
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マニアック度=☆☆

お知らせ:
あいからわずの多忙状態から抜け出せません(汗)
まあ自から予定をビッシリ入れているのが原因ですが・・(笑)
記事の更新はストックから少しづつやってますが、
皆さんのところへご訪問など殆どできない状況です m(_ _)m        
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by ushinosanpo | 2009-08-20 21:08 | 兵庫県 | Trackback | Comments(6)  

豊中(とよなか)散歩写真

大阪府の北部、豊中市にて。

阪急宝塚線の主要駅である豊中駅は大阪の北の
ターミナルの梅田(大阪)駅より、急行でわずか
10分強と、極めて近く、ベッドタウンとしては
最適と言っていい土地かもしれません。

ただし観光資源はかなり乏しく、観光目的はもとより
なかなか写真を撮るとかで、この土地に降り立つ事は
大変に少ない機会なのかも知れません。

私も実は豊中に何があるか事前に調べる事ができず、
「こういうときはアレだよね・・ 確かあったはず・・」
と阪急電鉄梅田駅に備え付けの小さなパンフレットを、 

これは阪急沿線の様々な駅近辺の見所が示してあり、
散策モデルコースまで表示されているという優れものです、
梅田駅で「豊中」バージョンのパンフを入手し、電車に
飛び乗ります。

しかし、豊中に着いて歩き出し、愕然としました。
パンフレットが極めてわかりにくく、ランドマーク
(地図上で目印となるポイント)が殆ど書かれてなかったり
見つかりやすさや重要度という視点がなかったり、
つまり、ダメな地図だったのです(汗)
同じシリーズの他の地区のパンフは、そんな事も
無かったので、この場所だけでしょうか・・?

さらにまずい点、ランドマークはともかくとして、そもそも
観光名所とか個性的なポイント(場所)が皆無に近い・・

「まあいいや、こうなったら、自分のカンを頼りに歩くか・・」
・・と、あっちへ行ったり、こっちへ戻ったりと、
ランダムな「牛の散歩」です(汗) デタラメに歩く原因は
1つはこの土地が、まったくと言っていいほど区画整理が
出来ていない事(汗) まさに都会のダンジョン(迷宮)と
言ってもいいかもしれません。

ただ、まあ、ブツブツと文句を言いながら歩いていくうちに、
なんとなく、この豊中という土地のイメージがつかめてきた
気もしてきました・・
意外に面白いかもれない・・

あいにくの雨で短時間の散策となりましたが、いずれ
もう少し足を広げつつ、このあたりを巡ってみたいです。
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マニアック度=☆☆☆
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by ushinosanpo | 2009-08-18 20:59 | 大阪府 | Trackback | Comments(10)  

新深江(しんふかえ)散歩写真

数ヶ月前の事・・ 友人D氏いわく
「牛さん、ボクが昔住んでいた深江橋駅(大阪市東成区)
 のあたりを写真に撮ってみてくださいよ」
「おやすい御用です・・」

と言いつつも、深江橋は極めて普通の大阪の1区域であり、
特徴的な被写体が極めて少ないという難関の撮影でした・・
それでなんとか記事にしたてたのが、こちら

しばらくして、また深江橋のあたりを通りかかりました、
いや、深江橋駅(中央線)というより、1.3kmほど離れた
地下鉄千日前線の新深江駅です。こちらは東成区と東大阪市の
境目付近に位置し、大阪市としては東の端の区域です。

しかし、その場所に行って驚いたのは、以前歩いた道と
ほんの1~2本外れただけで、そこにはなんとも他と
雰囲気の異なる、古い町並みが残っていました。

このあたり、実は、以前も何度か通った事があります、
肉類が安いスーパーマーケットがあったので、
バイクに乗って、わざわざ買いに来るという目的で(笑)

勝手知ったる道と街並み・・と思っていたのに、
スーパーからほんの100mも入っただけの場所に、
まさかの「異空間」が出現するとは・・

やっぱり実際、色々な場所に行ったときには自分の足で
そのあたりをくまなく歩くのが良いという事なのでしょう、
深江橋、そして新深江のあたりのイメージを大きく誤解
してしまう所でした(汗)
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マニアック度=☆☆☆  
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by ushinosanpo | 2009-08-15 08:54 | 大阪府 | Trackback | Comments(4)  

斑鳩(いかるが)散歩写真(Ⅲ)~青空組写真編

Making of 「牛の散歩」
「テーマ別組写真の作り方」シリーズ記事の第三段です。
(まず、(Ⅰ)(Ⅱ)の各編からお読み下さい)

さて、このブログにおいては「組写真」をコンセプトと
していますが、じゃあどうやって組写真を作るのか?

同じような花の写真や子供の写真を並べただけで
「組写真」なんて、とうてい言えないのではないのか?

・・という考えの中、いままで誰も書かなかった組写真の
作り方について、探求をしていこうという主旨で記事を
書いています。

そして、今回の組写真のテーマは「青空」です。

え?「そんな単純なテーマでいいのか?」って・・
どうして、どうして、単に青空だけ撮って並べる訳も
無かろうし、まあ、具体的な「撮るときの考え」を
読んでみてください。
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↑例によって、1枚目は「掴み」です。
今回も移動(つまり旅行、小旅行)をスタートにしました。
(Ⅰ)では移動の表現に電車というモチーフを用いましたが
今回は車です、実際は今回の斑鳩散策には車ではなく
電車を用いて移動しましたが、組写真のモチーフとしては、
それをわざわざ正直に提示する必要は無いです。

時間軸通りに、ベタ並べしたら、「子供の絵日記」になって
しまうという事もあります。 それは自分がただそうやって
観光地を歩いてきた、というだけで、記事や写真を見る人
の体験とはまったく関係無い事です。

写真はすなわち「絵」を描いているのと同じ事です、
自分が思い描く「絵」に相当する映像をカメラを用いて
制作するという考え方です。

絵が描けない人というのは、絵筆やクレヨンを使う技術が
無いという訳ではなく、たとえば白紙の画用紙やキャンバス
を前にして、何も創造できない、という事が問題なのだろうと
思います。

写真もまた同じ、観光名所の神社仏閣や綺麗な花や綺麗な景色
しか撮れないという人は、カメラを持った段階で「何をどう
写したら良いのだろう」という部分の創造性が発揮できて
いないという事になります。

しかし、じゃあ創造性が貧困なのが問題か?、というとそうでは
なく、創造性そのものは誰にでも備わっている能力だと思います、
問題なのは「写真は創造性を用いて撮るものだ」という事実を
知らないという事であり、写真とは綺麗な風景や観光地を綺麗に
撮るものだと思いこんでいるものだから、創造力を使う暇も
ゆとりも無くなってしまうという事なのでしょう。

さて、この1枚目、勿論偶然に撮ったというのではなく、この
位置に車が来る瞬間を待って撮っています。たとえばカーブでは
なく一直線の道路で走り去る車、というのもまた絵になりますが
現実問題として車道の真ん中でそれを撮るのは難しいでしょう、
カーブであれば撮影の角度的な自由度があるし、車も減速して
いるので、シャッター速度の選択肢を増やすことができます。

動体撮影では移動物体(被写体)の秒速を計算して、カメラの
シャッター速度から移動距離を算出します、具体的には時速
約36kmの車の場合、毎秒10m移動しますから、例えば1/100の
シャッター速度では被写体はその間に10cm動いてしまいます。

この移動距離が、撮影距離からの角速度に応じて、ブレる
のか、ブレないのか? あるいは反対にブラして撮るのか、
そのあたりを判断しながらカメラの設定を行います。

こういう事を常に考えて撮る必要があるのか?と聞かれたたら、
答えは Yes です。 別に暗算で出来ない計算では無いし、
厳密に計算しなくても、ケタが合っていれば十分です、

つまり、どんな場合でも、その動く被写体は、今のシャッター
速度で、ちょっと(数cm)しか動かないのか、そこそこ
(数十cm)動くのか、かなり(数m)動くのか、そこまでは
「必ず」知って、計算して、写真を撮る必要があります。

この計算をやらない、しようとしない、意味がわからない、
というビギナーカメラマンは、だから「動体撮影が出来ない」
という結果に繋がるわけです。
基本的に小学生レベルの算数ですから、是非これはちゃんと
計算して撮るのが良いと思います。

あと、車のナンバープレートは画像処理で消しておきましょう、
肖像権ではないですが、同様に基本的な撮影マナーとなります。
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↑斑鳩という街の見所は決して法隆寺だけというわけではなく
(Ⅱ)で紹介したような田園風景も多数あります。

田園+石碑(道標)というのは、まあ、オーソドックスながら
被写体としては魅力的です。 単一の被写体に頼らず
A+Bという考え方で、モチーフを組み合わせて、その写真
表現の方向性を決めていく事が、組写真に限らず単写真に
おいても基本になります。

それから、技法的に言えば、広角レンズを用いた場合、
パースペクティブ、つまり遠近感の強調は、撮影者から
見て前後(距離)の方向に強く作用します。
具体的には、近くのものは普通に写るけど、遠くのものは、
どんどん小さくなって写るという事です。

ビギナーはそれを知らないから、広角レンズを使うのは
「広い風景を広く撮る」目的の場合のみです。

そうではなくて、平面的な広い風景なんて、広角で撮っても
望遠で一部を切り取っても、写真の与える印象には大差は
ありません、いや、下手すると、望遠か広角かすら、画像から
は区別できないでしょう。

広角が最も威力を発揮するのは、手前の被写体と奥の
被写体を対比するケースです、だから、広角レンズを持ったら
必ず「手前に何か」を入れて撮る事になります。

もし手前に怪獣の玩具を置き、背景にビルを入れて広角レンズ
を用いて撮れば怪獣の大きさとビルの大きさは同じ位に写す
ことができます、勿論トリック撮影でもなんでもなく、
単なる写真の基本原理にすぎません。
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↑ここで、前述のように斑鳩のもう1つの特徴である
お寺の塔を青空をバックに入れてみます。
とは言え、法隆寺の五重塔では被写体が平凡すぎて面白みに
欠けるでしょう、このお寺は無名のマイナーなお寺ですが
多宝塔に白い部分があるのは好みです。まあ、ちょっと
マニアック的ですが・・(笑) 

技法的に注意するのは、画面のどこに露出を合わせるか?
という事です・・で、実はこの被写体の場合はデジカメでは
基本的には綺麗に写すことはできません。

理由は、黒い(暗い)塔に露出をあわせれば、空の青さが
消えて白っぽくなり、かといって空に露出を合わせると
空は青いものの、塔が真っ黒になります。

この写真の場合は、画像処理(レタッチ)技術を用いて
撮影後に調整を行っています、撮る時には空のトーンを
飛ばさないよう青空に露出を合わせて撮ります。
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↑1枚目より、移動(道)→田園→寺社と来ています、
組写真の流れとしては、「ゆるやかな連続性」という
スタイルを用いています。

この場合は、写真というよりも、モチーフというよりも、
もっと分割した画面中の構成要素の連続性がポイントに
なります、具体的には1枚目より道・草→草・石→木・瓦
→瓦・家 のように一部の繋がりを残しつつ展開していく
ことで、画面(写真)が切り替わった時の違和感を減少
させています。 

これはブログのような垂直スクロール型閲覧環境よりも、
スライドショーや写真展で歩きながら見るような
「時間軸移動型」の閲覧環境に適した手法です。
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↑イメチェンが入ります。
まあ、つまり「ゆるやかな連続性」ではなんともインパクト
や刺激に欠けるような、だらだらと続くイメージになりかねない
という問題があります。7枚という組写真の構成枚数を考えた
場合、最大2回はイメチェンをできる可能性があります。

これが3枚組だったら、恐らく1回もできません、
やったら、もう組写真としての繋がりが薄れてしまいます。
けど、5枚組だったら、1回やっても大丈夫でしょう。
10枚組以上で、何度もイメチェンが入る場合は、おそらく
3枚や5枚の組写真にバラした方が賢明でしょう。 

このブログで開設当初から7枚組を選んで決定したのは、
そのあたりの実験要素の自由度が高いと踏んだからです。
自由度が高いとは、それはつまり難易度が低いとも言えます、

多分、毎回7枚組の記事を書くより、毎回3枚の組写真の方が
難しいと思います、3枚ではよほどテーマがしっかりして
いないとバラバラで組写真としては成り立たくなると思います。

さて、このイメチェンでは、極めて細い橋を車が渡って
いきます、しかし「珍しい」という視点でこれを撮ったら
珍しいものばかりを撮りたがる「観光写真」と同じになって
しまいます、写真は「絵を描く」行為と等価であって、
決して「記録」だけが目的ではありません。

この写真で言いたいことは不思議感です、これで車同士、
いや、車同士でなくても人と車がすれ違う場合なんか
どうするのだろう? ということです。

でも実際に言いたいことは別にあります・・

実際にこの橋を渡ってみると車が何台か来ました、
すると、あろうことか歩行者を優先させるような事は、
あまり考えていない様子で、われ先にと突っ込んでくる
ではないですか。 
つまり地元民の抜け道好きの輩が好んで通る橋なん
ですね、こういう所を通れば早く目的に着くという
大きな勘違い、しかも車優先思考、「車に乗って
いれば偉いんだ、皆どけどけ、オレ様が通る」という
意識が丸わかりです。

いつも様々なマイナースポットで車も殆ど通らない道を
歩いていますから、こういうマナー知らずのドライバーが
出没しそうな場所は、もうだいたい予想がつきます、
案の定ここもそうでした。 歩行者の立場では不快ですし
それを通り越して身の危険を感じる事が多々あります。

そんなに急いでいったい何をどうしたいのでしょう?
渋滞がイヤなら歩くか自転車に乗って欲しいものです、
車に乗って偉そうに周囲を威圧するならば、車から降りて
身ひとつでもそれができるのでしょうか? 
虎の威を借りる、というのは誉められたものでは無いです。

まあ、カメラを持っても同様に、
「邪魔だ、皆どけ、オレ様が写真を撮る」というマナー
知らずの素人があまりに多いのは閉口します。
(先日はプロカメラマンでも、そんなのがいました、
 もちろん周囲の一般人に迷惑をかけるのは超三流です!)
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↑こちらは珍しく観光写真です、
昨年くらいから綺麗に整備された「藤の木古墳」
まあ、昔の未整備の状態の方が古墳らしくて良かったの
ですけどね・・いちおう前の写真からは「不思議」つながり
と斑鳩のイメージを残しつつ、もちろん青空もずっと基本
テーマとしてキープしつつ組んでいっています。
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↑オーソドックスな写真ばかり続いたので、ラストは、やや
個性的な写真で締めています。

****
今回の「青空」も前回の「田園風景」と同様に、ぶっちゃけ
ありきたりのテーマになってしまっています。
シリーズの(Ⅱ)と(Ⅲ)は、組写真の作例というよりは、
むしろテーマとは何か? という部分に主眼が置かれており、
テーマを「モノ」として考えてしまうと、いくら工夫しても
いくら考えて撮っても、いくら技法や高性能な機材を使っても
おのずと限界がある、という部分が重要なポイントになります。

前回の(Ⅱ)のラストでも、この問題点を掘り下げてみるという
事を書きました、組写真の持つテーマとは、「モノ」ではなく
もっと人間の持つ感覚的な部分なのだろうと・・

1枚目の解説で述べたように、写真とは目で見たものを綺麗に
撮るのではなく、絵画のように、自分が創造した映像を
カメラという絵筆でフィルムまたは撮像素子というキャンバスに
描いていくものだ、と考えれば、答えはもう少し先に見えて
きそうにも思えますが・・

マニアック度=☆☆☆  
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by ushinosanpo | 2009-08-14 20:59 | 奈良県 | Trackback | Comments(8)